history日誌

へっぽこ歴史好き男子が、日本史、世界史を中心にいろいろ語ります。コミュ障かつメンタル強くないので、お手柔らかにお願いいたします。一応歴史検定二級持ってます(日本史)

カテゴリ: 平成と令和

今更ながらドラマ版の「ナニワ金融道」見させてもらいました。ドラマ版「ナニ金」は90年代から2000年代の初頭までやっていたのですが、僕はリアルタイムでは全然みたことがなかったのですね。原作は読んだのですが、ドラマはあんまり見たい気分じゃなくて。

けれど、最近FPの勉強をしておりまして、「ナニワ金融道」はFPの勉強の参考になるっていうので、改めて原作を見て、ドラマのほうも見たくなったのです。

ドラマ見させてもらいましたが、面白い!!

はっきり言って、原作よりも好きですね。ゲストキャラも浅野ゆう子だとか、石田ひかりだとか、いしだあゆみだとか豪華で見ごたえがある。原作よりも金融や土地の話をわかりやすく解説しているのもグッド。脚本は『踊る大捜査線』の君塚良一が手がけたというから、面白いわけですね。

主人公の灰原役を、中居正広が演じていたのですが、違和感がないのですね。というか、はまっている。実は原作の灰原とドラマの灰原はキャラがちがうのですね。原作のほうはクールで、いいヒトっぽいけれど、しれっと悪いこともやってしまうサイコパスな人。もちろん血も涙もないといえば、そうとも言えず優しい一面もあるのですが。

一方のドラマの灰原は金融屋だから、取り立てに関しては厳しい面を見せつつも、熱血漢で困っている人を見るとほっとけないタイプ。特に灰原が惚れた女の子が、帝国金融(灰原の職場の街金)でお金を借りようとすると、「うちは金利が高いからやめな」って必死で止めちゃうんですね。それで、中居演じる灰原が知らないうちに、職場の同僚の桑田が、女の子に金を貸すと、灰原は激って、「なんで貸したんだ!」って桑田とマジでケンカしちゃうんですねwその辺が全く原作と異なる。原作の灰原だったら相手が女でも、条件次第では貸すでしょう。

ほかにもいろいろと原作と異なる点があります。

  • 原作の灰原ははじめは印刷屋に勤めていたが、つぶれてしまう。灰原は金融の仕事に興味をもって、勉強して、帝国金融に勤めた。一方のドラマの灰原は焼き肉屋だったが、つぶれてしまい、お金をかりに帝国金融に来たが、社長(緒形拳が演じていた)にスカウトされる。


  • 原作は女性の登場キャラが少ないので、原作は男性でもドラマでは女性になっている。たとえば市議会議員候補の古井藤四郎というキャラが出てくるが、ドラマでは古井富士子と女性になっている。


  • 原作の社長は良くも悪くもビジネスライクな人で、灰原に対しても容赦しない。ドラマの社長は、灰原に対して厳しい態度もとるが、いつも温かい目で見守っていて、灰原が困っているときには助け舟をだす。


  • 原作には吉村という司法書士志望で、帝国金融にパートで働く男が登場するが、ドラマには登場しない。




ほかにもいろいろあるのですが、原作とは結構違うところもあるので、原作者がさぞ不満かと思いきや、そうでもないのですね。実際、ドラマの撮影中に青木雄二が出演者の激励にたびたび来ていたそうです。その模様をユーチューブで見たのですが、青木は出演者の中居正広と桑田演じる小林薫と実に楽しそうに話していました。社長役の緒形拳に対しては、青木は終始ぺこぺこと低姿勢。自分が原作のドラマに緒形拳が出てくれたことがうれしかったのかなって。クレームを言っている雰囲気じゃない。青木没後も、青木雄二の奥さんが「灰原を演じられるのは中居君しかいない」って絶賛したほどですから、青木雄二自身も結構ドラマ気に入っていたのかなって。

逆に原作とほとんど変わらないのが桑田のキャラ。小林薫が演じているのですが、全く違和感ない。ひょうひょうとした人情家の一面と、冷酷な金融屋の二面性を持っている。むしろ、原作を読んでいて桑田のセリフを見ていると、小林薫の声が脳内再生するくらい違和感がない。

あと、ドラマのキャスティングの際、灰原役を中居正広ではなく木村拓哉にする案もあったようです。もし、木村拓哉が灰原役だったら、もっとクールで原作に近い灰原になっていたかもしれない。中居が演じたから、熱血キャラになったのだと思います。僕は結果的に中居でよかったと思います。キムタクもいいけれど、ドラマの雰囲気に合わないと思う。

ドラマ見て90年代という時代背景を改めて振り返ることができてよかったです。90年代は僕も学生だったのですが、一般社会ではいろいろ大変だったんだなって。90年代、心が大事ってたびたび世間では言われていたけれど、そんなのは建前で、結局、金がものをいうんだなって、そんな現実を思い知らされます。まして90年代は失われた10年と言われるほどの不況が続きましたから。

ナニワ金融道1 (SMART COMICS)
青木 雄二
スマートゲート
2022-12-01


1 ドラゴンボール
漫画家の鳥山明がお亡くなりになられて、もう3か月たつのですね。ご冥福をお祈りします。僕はショックでしたね。藤子・F・不二雄の次に好きな漫画家でしたから。代表作は、「ドクタースランプ」と「ドラゴンボール」それからゲームの「ドラゴンクエスト」や「クロノトリガー」のキャラデザもしていました。鳥山明は日本を代表する漫画家であり、特に「ドラゴンボール」の連載は長期にわたり、まさに歴史といってもいいくらいでしょう。「ドラゴンボール」はとても長く連載され、その期間は1984年から1995年まで、まさに昭和から平成にまたがって、およそ10年ほど連載されました。その「ドラゴンボール」を振り返ると以下のような流れになっております。

  • 少年編(冒険活劇)

  • ピッコロ大魔王編

  • サイヤ人編

  • フリーザ編

  • 人造人間・セル編

  • 魔人ブウ編


連載当初は「西遊記」に基づいた冒険ものだったのですが、次第に格闘漫画に変わっていったのですね。僕は冒険ものの時はハラハラドキドキしながら見ていたのですが、マジュニアが出てくる時あたりから、「あれ」っておもいはじめ、それから次から次へと強敵が現れ、だんだん僕も冷めてきたのですね。人造人間が出てきたころにはいい加減にしてくれって思ったほどです。7つ揃えるとどんな願いも叶うというドラゴンボール。その集める過程が面白かったのに、いつのまにか、死んだ仲間を蘇らせるためだけの手段になってしまって。

そしてジャンプ漫画のお約束w、かつての敵が味方になるのも「ドラゴンボール」で繰り返されました、ピッコロにベジータ、それから人造人間18号という具合に。フリーザはさすがに味方になりませんでしたが。

2 実はもっと早く連載を終わらせたかった
実は何かの本で知ったのですが、実は鳥山明は、もっと早く連載を終わらせたかったようです。何度も終わらせようとしたけれど、『ドラゴンボール』の人気が高くて編集側がなかなか終わらせてくれなかったようです。

人造人間編においても、最初はデブと老人の人造人間が出てくるのです。そして老人の人造人間の正体が、ドクターゲロというレッドリボン軍の科学者で、自らを人造人間の体に改造したのです。鳥山明はどうもドクターゲロをラスボスにして、「ドラゴンボール」の連載を終わらせたかったって話をきいたことがあります。

鳥山明はどうも人間の最終形態は老人であり、ラスボスは老人で、見たくれと違って強いってイメージがあるように感じられるのです。主人公の孫悟空の師匠である亀仙人しかり、ピッコロ大魔王だって初めて出てきたのは老人の姿。ちなみに「ドラゴンクエスト6」のラスボスも老人だったなあ。

しかし、編集側がダメだといったのですね。ラスボスはビジュアル的にかっこよくなくてはって注文をつけたのですね。それから、人造人間16号、17号、18号と出てきて、最終的にセルがでてきたのです。これも鳥山の意向とは全く違ったといいます。

でも、鳥山が初めて「ドラゴンボール」を終わらせたいと思ったのは「人造人間編」ではないようです。それは「ドラゴンボール」のコミックス7巻で終わらせるつもりだったと。物語でいうと、まだ少年編で、孫悟空が天下一武道会にはじめて出場し、ジャッキーチュン(正体は亀仙人)に負けてしまい、それからレッドリボン軍と戦うあたり。

たぶん、レッドリボン軍に勝って、それで終わらせたかったのかなって。その後、孫悟空は成長し、おとなになって、結婚して子供までできるのですが、もしかしたら、鳥山は孫悟空をこどもの姿のままで終わらせたかったのかもしれない。それから僕は個人的にヤムチャが好きだったのですが、もしもレッドリボン軍のところで終わっていたら、噛ませ犬役ではなく、割と強いキャラのままで終わっていたと思います。


実は「ドラゴンボール」も当初はそんなに人気がなかったようです。それが天下一武道会で盛り上がり、それから人気になったと聞きます。天下一武道会から冒険活劇から格闘漫画に切り替わり、それから人気上昇。編集側もやめさせてくれません。

ピッコロ大魔王を倒す時点で鳥山は終わらせたいと言ったがだめと言われ、それでピッコロの分身であるマジュニア。マジュニアを倒して終わらそうとしたらダメ。そしてサイヤ人が出てきたところで本当に終わらせようと鳥山は思ったようでした。アニメも「ドラゴンボールZ」という題に変わったのもその表れ。ゼットはアルファベットの最後の文字ですから。

3 好きなものをかけない漫画家という職業
僕は何となく感じるのですが、鳥山明は本来は格闘もの、戦闘ものよりも、「ドクタースランプ」のようなギャグマンガのほうが得意だと思うんですよ。ギャグのセンスもあるし、そして何よりも「ドクタースランプ」を改めて読んでみると、筆者である鳥山は楽しんで描いているなって僕は感じるんですよ。「ドラゴンボール」も基本的に冒険ものだが、ギャグもある、そんな感じにしたかったのだと思う。それが、読者や編集側の意向で、変わってしまったのだと思います。漫画家にあこがれる人結構いるけれど、自分が本当に描きたいもの、好きなものは描きたくても描けないんですね。

編集者からのチャチャ入るし、自分が面白いと思っても売れなくては意味がありませんからね。

話は脱線しますが、「ナニワ金融道」の作者の青木雄二は、本来自分がかきたかったのは金融屋の話ではなかったのですね。彼はマルクス主義者で日本の資本主義の矛盾を描いた漫画を描きたかったようですが、編集者側からノーと言われたようです。青木雄二とて編集者に変に逆らったら、編集者の判断で強制的に連載終了なんてありうるのです。それは鳥山明や青木雄二のみならず漫画家はそんなジレンマの中で仕事をしているのです。


とはいえ、本人の意思とは異なり、ドラゴンボールに出てきたキャラは敵キャラを含め、多くの人々に愛されております。本人は大変だったかもしれないけれど、10年も続けたことはすごいことだと思うし、10年続いたからこそ、これだけ多くの人々に愛されているのだなって。また、鳥山明自身も連載中は描くのが嫌で嫌でしょうがなかったけど、終わってからドラゴンボールの連載をやりきったことを誇りに思っているとも語られております。












この動画見せてもらったが、良くないと思います。たった2問の質問だけでASD(アスペルガー症候群)と判断するのは非常に危険だと思います。ちなみに、僕は2問のうち、一問目は正解で二問目は間違えましたw。でも二問とも会ってからと言ってASDではないというわけじゃないし、またその逆でもない。この動画が良くないって言ったのは、僕が一問間違えた腹いせもあるwでも、もう一つ、この動画に潜む危機も感じるのですね。

香山リカの御著作『発達障害と言いたがる人たち』にも書かれておるのですが、実際発達障害の診断はプロの精神科医でも難しいのです。日本では発達障害の診断をしてくれる病院やクリニックは非常に少なく、あったとしてもそこでの診療は最低2時間もかかり、診療代も最低2万円はくだらないのです。高いですよね。発達障害の診断ってコストがかかるのでしょうね。

本格的に診断するとなると、何回も病院やクリニックに通うことになるといいます。しかも、そういうきちんと診てくれるところは予約が必要だとか。予約する人もいっぱいで、なかなか予約取れないとききます。さらに、小学校の時の通信簿をもってきてくれとか、身内も同伴してくれとか言われることも。

そんな状況で、なぜ素人の人間が、「あいつは発達障害だ」って判断することができるのでしょう。不思議というか、おかしくて涙が出るレベルです。

「発達障害」と言いたがる人たち (SB新書)
香山 リカ
SBクリエイティブ
2018-06-05



それくらい発達障害か判断するのが難しいのに、たった二問の質問だけで判断するのはいかがなものかと。というか、ネットにはこうしたセルフチェックのサイトや動画がメッチャあふれております。ほかにも、発達障害の特徴などがつづられたSNSもたくさんある。しかし、これらのサイトやSNSに書かれている内容はほとんど根拠のない話ばかり、たとえば。

「発達障害の人は歩き方がおかしい」
「発達障害の人は顔つきでわかる」
「発達障害の人は幼く見える」


面白いことに、こうした話はプロの精神科医が書いたのではないのですね。あったとしてもあきれるくらい少ないのです。プロの専門家は軽々しく「あいつは発達障害」だって言えないのです。


ところが、ネットにあふれているセルフチェックだの発達障害の人の特徴だのを書かれてものをみた人たちに偏見を持つのです。自分を発達障害だと思い込んでいる人は「やっぱ、俺(私)はそうなんだ」って落ち込むでしょう。逆にいわゆる健常者が、ミスを繰り返す人を見て、「やっぱり、あいつは発達障害だ」って偏見の目を持つ。新人さんで仕事が慣れていないだけかもしれないし、その人にとって適職ではない可能性だってあるのにね。


それなのに、そうした人がひとたびミスをするたびに先輩たちが「あいつは発達障害だ」と判断するのは早計だと思います。特に発達障害の社員を取りたくない、どうしたら発達障害の人を見抜いて面接で落とせるかなんてマジで思っている人事の人もいらっしゃると聞きます。そうした状況で、こうした誤解と偏見を与えるようなサイトや動画は百害あって一利なしです。

閑話休題、僕は細木数子は大嫌いでした。生前から胡散臭さを感じていたし、彼女の暴露本をみて、なんて悪い奴だって思いましたもん。そんな彼女がとってもいいことを言っていたのですね。

差別が悪いんじゃないの、偏見が悪いの。




本当にそうだと思います。人類の歴史の中で、人間の偏見がどれだけ悲劇を生んだことか。ナチスのユダヤ人虐殺もそうだし、中国の文化大革命、関東大震災における朝鮮人弾圧、それからヨーロッパの魔女狩りもそう。

最近、「ファスト教養」という本をよませてもらっております。大変興味深いお話です。本来、教養というのは狭く、深くが基本なのですが、最近は広く、浅く教養を身に着けることが主流になっていることが書かれております。

僕が、この本を読んで思ったのですが、ファスト教養から入って興味の持てる分野を深めたり、名著と呼ばれる本を読んでみるのもいいと思います。ただ問題のなのが、テレビやネットで得たにわか仕込みの知識を、それも自分が特に興味のない知識を、得意顔で人にひらけかせる人が増えたことが問題なのだと思います。自分が本当に興味が持てる分野ならよいのですが、そうした中途半端な知識をひらけかすと嫌われることだってあるのです。知らんもんは正直に知らないって言っていたほうがいいと思うのですね。


たとえば、Eテレの「100分DE名著」という世界の名著を100分で解説するって番組があります。あの番組は、物語のあらすじを知るにはよいですが、あの番組をみただけで、名著を知った気になるのはもったいない。あの番組で取り上げられた本で興味が持てたら、ぜひ手に取って、それでその解説本も併読するとなおいいと思います。あの番組で取り上げらる本はいづれも読むのに骨が折れるものばかりです。世界の名著の解説なんてまともにやったら一年はかかります。


本を取り上げる番組といえば、「スミスの本棚」も忘れられません。「スミスの本棚」とはテレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」という経済情報番組の中で「スミスの本棚」ってコーナーがありました。最近は僕も「ワールドビジネスサテライト」みてないので、今もこのコーナーがあるのかわかりませんが。このコーナーは、日本の著名人やビジネスパーソンがでてきて、自分が感銘を受けた本を紹介するのです。翌日になると、そうした著名人が紹介した本が、書店に平積みで目立つところに並ぶのですね。そして、ビジネスマンたちが、その本をこぞって買っていったのですね。実際、「スミスの本棚」で取り上げられた本やよく売れたといいます。それまで見向きもされなかった本が「スミスの本棚」で脚光を浴びるようになると。

僕はビジネスマンがこぞって、「スミスの本棚」で取り上げられた本を買う光景をみて浅ましいとおもいましたよ。本を読むことはよいことなのですが、そうした本を商談の際の話のタネだとか、上司に気に入られるために読んでいるのがミエミエだもん。本当に純粋な気持ちで読んでみたいと思うのなら素晴らしいけれど、そうじゃない人がほとんどだったんじゃないですか。商談のネタにするために読んで、ある程度読み終わったら、その本はチリ紙交換かブックオフ行。それじゃあ悲しいですよね。いい本だと思ったらいつまでも大切にすればよいじゃないですかって。


あと、「チーズはどこに消えた」がベストセラーになった際、どこかの企業の面接で面接官が「『チーズはどこに消えた』読みましたか」って聞いたと。出版社だったらともかく、変なこと聞くなあって。普通に、「あなたが感銘を受けた本はなんですか」って聞けばいいじゃないですか。ベストセラーの本だからって素晴らしいとは限らないし、流される必要はないと思う。

それに、感銘をうける本なんて人によってちがうのだから、なにも周りに合わせる必要はないと思うんですね。ベストセラーだからとりあえず読んでみようではなくて、自分が純粋に読みたい本を読めばいいと思う。それは、「ドラえもん」でも「ワンピース」でもいいし、「万馬券必勝本」でもいいし、下手したらビニ本だってありだと思う。本当にその本の内容が自分にとって感銘を受けたものならば。それに本を読むのが好きじゃなかったら、無理に読む必要はありません。

あるビジネスマンが、海外で仕事をしているとき、「シェイクスピアは全部読みました」って話をしたら、それだけで相手は「お前はいい奴だ」って急に相手との距離が縮まって商談が成立したなんて話も確かにありました。それを聞いたら、「ほら見ろ、本を読んで商談に役立つこともある」って思う方もいらっしゃるでしょう。でも、そのビジネスマンはたまたまシェイクスピアが好きだっただけであり、商談のためだけにシェイクスピアを読んで、好きでもないのに「好きです」なんてウソついたわけじゃないのです。そういうウソは本当にシェイクスピアを読んでいる人から見透かされてしまいます。だったら、シェイクスピアなんて読んだことがないって正直に答えたほうがいい。好きなものをよんで、何かの折に仕事に役立ったらラッキーくらいに思ったほうが絶対いいと僕は思いますね。













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ハリウッドで「SHOGUN 将軍」(ディズニープラス配信)という時代劇を作ったことが話題になって、世界的なヒットとなっているそうですね。真田広之が主演で、関ケ原の合戦前後の日本をモチーフにしているそうです。登場人物はすべて架空の人物だけれども、真田広之演じる主人公のモデルは徳川家康で、石田三成がモデルの人物ももちろん登場します。僕は実物をまだ見たことがないけれど、結構評判もいいようですよ。

しかも、『SHOGUN 将軍』のすごいところは主演の真田広之がプロデューサーとしてかかわっており、日本人の慣習や時代考証についてアドバイスをいろいろ行ったそうです。そのこだわりはなかなかのもので、その時代は電気なんてなかったので、照明も自然光、灯明皿を使ったといいます。さらに帯の締め方にも日本人の作法にのっとっているといいます。

それまでハリウッドが描いた日本というのはどこかいびつで、おかしいものでした。古い映画ですが、『80日間世界一周』にちらっと日本が出てくるのですが、なんとも変だなって思いましたもん。『ラストサムライ』も何か変だったし。それが、『SHOGUN 将軍』を実際にみた日本人の評価も上々だそうです。

ところが、『SHOGUN 将軍』は間違った日本人像を世界に配信しているという意見もあるのですね。で、その人の意見が書かれたサイトを見たのですが、石垣の積み方がおかしいだの、大阪城の天井が張られていないとか、よほどの歴史ファンじゃないと気づかぬことばかり。ただ、このドラマには武士が庶民を斬る描写もあるようですが、あの時代はやたらと武士が庶民を斬る時代ではなかったという著者の指摘は、正しいのかもしれないが。でも、日本で作られた時代劇だって、そもそも時代考証を考えたらおかしなものばかり。特に昭和の時代劇はそうでしたよ。

長年親しまれた『水戸黄門』だって、徳川光圀が助さん、格さんを引き連れ日本を漫遊したなんて話は史実にはないし、『暴れん坊将軍』だって吉宗がお忍びで城下にきて、悪者をやっつけたなんて話はありっこないw。『遠山の金さん』だって桜吹雪を悪人に見せつけたなんて史実じゃないしwそして、超笑えるのは、江戸時代なのに新幹線が走る場面も昔の時代劇にでてくるのですよwこれは、ユーチューブでアップされているので気になる方はご覧になってください。

大河ドラマだって、時代考証に著名な学者さんがタッチしているのですが、それでも、おかしいって指摘もあるのですよ。ドラマはあくまでドラマ。あんまり史実に忠実だと面白味がなくなるんですよね。史実に忠実なものを作りたいのなら、それはドラマではなくドキュメンタリー番組になる。娯楽として素直に楽しむのが正しいと僕は思いますね。



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