オニばばと聞くと、どんなことを連想します。うちの母ちゃんだなんていわないでくださいねw

オニばばの伝説は日本各地で伝わっています。有名なのは福島県の安達が原あだちがはらのオニばばでしょうか。

こうしたオニばば伝説の源流が、今日お話しする「石のまくら」伝説です。伝説とはいいますが、おどろいたことに本当に起きた出来事です。

何らかの理由や事情があって、村を追い出される者がいたとします。他の村に身寄みよりがいればよいのですが、そうじゃない人は人里はなれた荒野こうやをさまようことになります。

今で言えば、派遣はけん切りにあったものの、帰るところも無く、ネットカフェをハシゴするハメになったようなものでしょうか・・・

ムラを追い出された人たちは、畑をたがやすような時間的な余裕よゆうもありませんし、りをするといっても、うまく鳥やイノシシをつかまえられるとは限りません。

下手すりゃえ死にしてしまいます。生活をするためには、それこそ旅人をおそってお金や品物をうばうこと以外に生きる方法がなかったのです・・・そうして追いはぎへとなってしまうのです。

.オニばばに限らず、地方に伝わるおに伝説の多くは、こうした追いはぎをモデルにしているそうです。

しかし、男の追いはぎならともかく、女性の追いはぎならば男に返りうちにあうかもしれません。

それどころか、イヤラシイ男の旅人にエッチをされるかもしれませんw?
そこで女の追いはぎは色じかけを使います。

夜更よふけにたずねてきた旅人に自分の、時には娘(あるいは自分)の体をあたえてパフパフしてもてなし、ているところを殺害し物品をうばう・・・

そうやって生計をたてていた女の追いはぎもいたようです。

もっともよく使われていた殺害方法が、石をマクラ代わりにかせ、その上に別の石をたたきつけて頭をくだくというものです・;・・なんとおそろしい((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

よく日本昔話とかで、人の良さそうなおばあさんのうちにまったら、ばあさんはオニばばに化けておそってくるなんて話がでてきます。オニばばのモデルはこうした女の追いはぎたちなのかもしれません。

次回は、東京浅草に伝わる石のマクラ伝説についてお話します。


※参考文献

鬼 (Truth In Fantasy)
高平 鳴海
新紀元社
1999-08