なんだか大河ドラマの「どうする家康」の評判が芳しくないみたいですね。嵐の松本潤さんが主演で前評判が高かっただけに。
僕もちらっと見たのですが、全体的に軽い感じだなって。大河が軽いノリだったのは前作の「鎌倉殿の13人」でも見られたのですが、それでも脚本が三谷幸喜さんだし、出演者の演技力がすごくて引き込まれました。大河ドラマは重厚な雰囲気があったのですが、近年の大河ドラマは若い人にも見てもらおうということで、そんなノリになっているのかもしれない。とういか最近のNHKの番組は大河に限らず、若向けになっているような気がする。悪く言えば若者に媚びているっていうか。
まず、僕が違和感を覚えたのが、最初のOP映像です。テーマ音楽とともに出演者やスタッフのエンドロールが出てくるのですが、そのエンドロールが縦書きではなく横書きなのですね。大河ドラマは伝統的に縦書きなのですが、これには僕も「え?」って思ったのですね。
次にナレーター。寺島しのぶさんをあてがうのは良いとして、その語り口に違和感を覚えました。もっと普通に話せばいいのにって。というか、NHKのスタッフはなぜ普通に話させないのか。かつて『太平記』のナレーターをされた山根基世さんのナレーターは良かったなあ。あの山根さんの落ち着いたナレーションがまたドラマの重厚さを引き立てていたっけ。
あとCG。予算の関係もあるし、現在では時代劇をつくるのが難しいからCGを使うのはやむを得ないとしても。そのCGがゲームっぽいんですよね。『信長の野望』を見ているみたい。CGは前作の『鎌倉殿』でも使われていたけれど、あまり違和感がなかった。今作の『どうする家康』は明らかにCGを使っているなって感じ。
ただ、『どうする家康』をみて、良かったなあって思ったのは、今川義元の描かれ方です。今川義元と言えば、織田信長のかませ犬みたいな描き方をされることが多かったのですが、わりと名将と描かれております。人質である家康を今川義元は我が子のように大切にしていることもよく描かれております。本来の今川義元は実力者で有能な武将なのですね。その今川を倒したからこそ信長の名声が上がったのでして。野村萬斎さんの演技もそうですが、「信長という男、戦を好み、悪しき覇道を進む者。戦乱の世を終わらせなくてはならぬ」というセリフは非常に良かったです。
僕もちらっと見たのですが、全体的に軽い感じだなって。大河が軽いノリだったのは前作の「鎌倉殿の13人」でも見られたのですが、それでも脚本が三谷幸喜さんだし、出演者の演技力がすごくて引き込まれました。大河ドラマは重厚な雰囲気があったのですが、近年の大河ドラマは若い人にも見てもらおうということで、そんなノリになっているのかもしれない。とういか最近のNHKの番組は大河に限らず、若向けになっているような気がする。悪く言えば若者に媚びているっていうか。
まず、僕が違和感を覚えたのが、最初のOP映像です。テーマ音楽とともに出演者やスタッフのエンドロールが出てくるのですが、そのエンドロールが縦書きではなく横書きなのですね。大河ドラマは伝統的に縦書きなのですが、これには僕も「え?」って思ったのですね。
次にナレーター。寺島しのぶさんをあてがうのは良いとして、その語り口に違和感を覚えました。もっと普通に話せばいいのにって。というか、NHKのスタッフはなぜ普通に話させないのか。かつて『太平記』のナレーターをされた山根基世さんのナレーターは良かったなあ。あの山根さんの落ち着いたナレーションがまたドラマの重厚さを引き立てていたっけ。
あとCG。予算の関係もあるし、現在では時代劇をつくるのが難しいからCGを使うのはやむを得ないとしても。そのCGがゲームっぽいんですよね。『信長の野望』を見ているみたい。CGは前作の『鎌倉殿』でも使われていたけれど、あまり違和感がなかった。今作の『どうする家康』は明らかにCGを使っているなって感じ。
ただ、『どうする家康』をみて、良かったなあって思ったのは、今川義元の描かれ方です。今川義元と言えば、織田信長のかませ犬みたいな描き方をされることが多かったのですが、わりと名将と描かれております。人質である家康を今川義元は我が子のように大切にしていることもよく描かれております。本来の今川義元は実力者で有能な武将なのですね。その今川を倒したからこそ信長の名声が上がったのでして。野村萬斎さんの演技もそうですが、「信長という男、戦を好み、悪しき覇道を進む者。戦乱の世を終わらせなくてはならぬ」というセリフは非常に良かったです。
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