きょうは相馬野馬追そうまのまおいについて。相馬野馬追そうまのまおいとは、福島県相馬にて馬を追う神事およびお祭りです。この相馬野馬追は国の重要無形民俗文化財じゅうようむけいみんぞくぶんかざいに指定されているそうです。

http://www6.ocn.ne.jp/~nomaoi/kigen.htm

明けましておめでとうございます。今年は午年いうことで馬の話題を。相馬野馬追は、相馬氏そうましr祖といわれている平将門たいらのまさかど下総国しもうさのくに(千葉県北西部)に野馬を放ち、敵兵に見立てて軍事訓練を行ったのが始まりと伝えられております。

鎌倉幕府成立後はこういった軍事訓練がきびしく取りまられましたが、この相馬野馬追はあくまで神さまの行事ということで、脈々みゃくみゃくと続けられました。

戦国時代になると、相馬の地が伊達家だてけ脅威きょういにさらされます。すると「みなで相馬を守ろう」と武士だけでなく、農民や商人など領民も一体となって行われるようになったといいます。

幕末の戊辰戦争ぼしんせんそうのとき、この地を治めていた中村藩(なかむらはん)が、明治政府に負けてしまい、1872年に旧中村藩内の馬がすべてられてしまい、野馬追もやめてしまいます。

けれど、野馬追を復活させようという動きもでてきて、1878年には内務省ないむしょう許可きょかが得られて野馬追が復活ふっかつしたそうです。


相馬市は先の震災でも大きな被害を受けました。津波と東京電力福島第一原発の事故で開催も危ぶまれたのですが、犠牲者の鎮魂ちんこん,/ruby>と復興を掲げ、規模を大幅に縮小して行われました。




※ この記事はウィキペディアと相馬野馬追の公式サイトおよび『歴史街道』を参考にしました